アステカリッチカジノ

人気 パチスロカジノログイン

WBC世界バンタム級王者。多彩な左。世界王者になる前の試合。ホセ・ルイス・メサ戦、ビーバー梶本戦。「エレラ vs. ボーコーソー」を紹介します。

ロドルフォ・マルチネス(メキシコ)

身長166cm:オーソドックス(右構え)

ロドルフォ・マルチネス 2R TKO ホセ・ルイス・メサ

(バンタム戦、1971年)

マルチネス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

メサ:左ジャブと左フック

(ダウンシーン)

2R:連打でメサがダウン

(感想:メキシカンのマルチネス。本名は「ロドルフォ・マルチネス・エストラーダ」(メキシカンは両親の名を受け継ぐため名前が長い。本当はもっと長いのかも)。デビューから連勝。ラウル・クルス(後、柴田国明のWBC世界フェザー級王座に挑戦)、金沢和良ら日本人選手を下すなど好調だったが、ラファエル・エレラとの北米バンタム戦王座決定戦に判定負けして初黒星。メサ戦はその再起戦となる。メサは中堅選手。勝ったり負けたりだったが、このところ連勝中。メキシコシティでの一戦。メキシカンファイター同士の一戦。同じような体格。相手を見ながら慎重にジャブを連打するマルチネス。メサもジャブを出すが、一発狙いなところがあり、いきなり左フックを振ったりする。2R、手数を増やすマルチネス。流れるようなワンツー、左ボディ打ち。時折サウスポーにスイッチ。左フックからの右ストレートを食ってグラつくメサ。マルチネスがコーナーにメサを追い込んで連打でダウンを奪う。メサは立ったが、戦意喪失気味。試合ストップ。一見似たようなタイプの選手に見えたが、ジャブとコンビネーションでマルチネスが圧勝。ボディ打ちも巧く、迫力があった。その後、メサはクレメンテ・サンチェス、バズーカ・リモンらに敗北。トップどころには敵わなかった。)


ロドルフォ・マルチネス 10R 判定 ビーバー梶本

(バンタム戦、1972年)

マルチネス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

梶本:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

2R:右フックでマルチネスがダウン

(感想:メサ戦後、連勝のマルチネス。決定戦で北米バンタム戦王座獲得。その次の相手は日本選手。梶本は1969年度全日本フライ級新人王。これが初のアメリカでの試合。カリフォルニア「フォーラム」での一戦。梶本はKO勝ちは少ないが思い切った攻撃をする。開始からいきなり左右フックでボディ攻撃を仕掛け、ジャブも巧い。左のテクニックを使うマルチネスはジャブ、アッパー気味の左フック。2R、強烈な右フックでマルチネスがダウン。しかしこれで気合いが入ったか、マルチネスはペースを上げる。慎重にディフェンスしながら左でボディを叩いたり、サウスポーにスイッチして左ストレート、右フックを打ち込むなど、相手のガードの隙を突く。攻める梶本だが細かいジャブを食い、ボディを打たれて勢いが落ちていく。10R、打ってこい、といった感じで相手を挑発する梶本だが、マルチネスは無理をせず。10R終了。判定は3-0。梶本はダウンを奪ったが、それ以降はマルチネスが左で試合を優位に進めた。マルチネスは次の試合でラファエル・エレラと空位のWBC世界バンタム級王座を争ったが敗北。再戦で世界王者に。三度の防衛後、カルロス・サラテにKOされて王座陥落。それが最後の世界戦に。梶本は日本フライ級王座に挑戦したが、勝てず。しかし、後の世界王者マルチネスをダウンさせたことでボクシング史に名を残した。)

-----------------

ラファエル・エレラ(メキシコ)

身長163cm:オーソドックス(右構え)

ラファエル・エレラ 15R 判定 ベニス・ボーコーソー

(WBC世界バンタム級タイトル戦、1973年)

エレラ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ボーコーソー:右ジャブ、左ストレート、左右フック

(感想:エレラがタイトル防衛。エレラはあのルーベン・オリバレスをKOして世界バンタム級王者になったことがある。この試合はロドルフォ・マルチネスとの決定戦に勝って奪回した王座の初防衛戦。ボーコーソーはタイの選手で、元WBC世界フライ級王者。二階級制覇を目指す状況。カリフォルニア「フォーラム」での一戦。ボーコーソーは小柄。そのため体格差を感じるが、共にパワーのあるパンチを打つ。エレラは右ストレート、フックで攻めの姿勢。サウスポーのボーコーソーは右ジャブ、左ストレートでカウンターを狙う。エレラは右ストレートをボディに打ち込むなど器用さもあるが、ディフェンシブなボーコーソーを捕らえることができない。14Rに左ストレートを決めたボーコーソー。しかし残念なことに自分から攻めない受け身の戦い方。15R終了。判定は2-1。ダウンシーンは無かったが、エレラの攻める姿勢が評価されたと思われる。ボーコーソーはチャレンジャーらしくもっと攻めるべきだった。後、ボーコーソーは新王者となったマルチネスに挑戦して判定負け。どんな試合だったのかはわからないが、この試合のようなパターンだったのかもしれない。)


①「Bantamweight

Rodolfo Martinez vs. Jose Luis Meza」

②「Bantamweight

Rodolfo Martinez vs. Beaver Kajimoto」

③「WBC World Bantamweight Title

Rafael Herrera vs. Venice Borkhorsor」


カルロス・サラテ (Carlos Zarate)のページ

人気 パチスロカジノ 入金 不要 ボーナス

人気 パチスロカジノ 5ch

世界バンタム級、スーパーバンタム級王者。キューバ出身。パワー&ディフェンス。リカルド・コルドバ戦、ノニト・ドネア戦、天笠尚戦を紹介します。

ギレルモ・リゴンドウ(キューバ)

身長161cm:サウスポー

ギレルモ・リゴンドウ 12R 判定 リカルド・コルドバ

(WBA世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦、2010年)

リゴンドウ:右ジャブ、左ストレート、左右フック

コルドバ:右ジャブ、左ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

4R:左ストレートでコルドバがダウン

6R:右ジャブでリゴンドウがダウン

(感想:リゴンドウがタイトル獲得。キューバのリゴンドウ(1980年生まれ)。小柄ながらパワーがあり、サウスポーのテクニックでキッチリ勝つタイプ。アマチュアで活躍(2000年シドニー、2004年アテネ・オリンピックではバンタム級で金メダル。世界選手権での優勝も)。キューバから亡命しようとして失敗した苦い経験。その後、アメリカに亡命。プロ入り後、これまで6連勝(5KO)。暫定王座決定戦に出場のスピード出世(年齢的には若くないため急ぐ必要があった)。コルドバはパナマの選手で37勝(23KO)2敗2分。元WBA世界スーパーバンタム級王者でもある。テキサス州での一戦(「マニー・パッキャオ vs. アントニオ・マルガリート」の前座試合)。共にサウスポー。使う武器も似ているが、コルドバは足を使ってリゴンドウのパワーを警戒。リゴンドウは攻めの姿勢で左ストレートに伸びがあり、右フックもパワフル。踏み込みも速い。4R、左ストレートがボディに入ってコルドバが一瞬間を置いてダウン。立ったコルドバにリゴンドウは力強くラッシュし、ロープ際に追い込む。そして問題の6R。タイミングのいい右ジャブでリゴンドウがダウン。それですっかり慎重になったリゴンドウ。足を使ってジャブ。それまで受け身だったコルドバがジャブで先手を取るシーンも。12R終了。判定は2-1。「ギレルモ・リゴンドウ」という選手の特徴がよく出ていた試合。「強いボクサーの条件」にはいろいろあるが、「タフネス」はその一つ。リゴンドウの打たれ弱さはプロとしては致命的。ダウン後は大観衆の前で「逃げるボクシング」。コルドバが序盤から攻めていれば勝敗は逆だったかも。コルドバはリゴンドウ戦が事実上のラストファイトとなった。)


ギレルモ・リゴンドウ 12R 判定 ノニト・ドネア

(WBA・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦、2013年)

リゴンドウ:右ジャブ、左ストレート、左右フック

ドネア:左ジャブ、右ストレート、左フック

(ダウンシーン)

10R:左ストレートでリゴンドウがダウン

(感想:リゴンドウがタイトル統一。コルドバを破って暫定王座を獲得したリゴンドウ。その後、正規王者を下して正規王者に昇格。そして、興味深い相手と対戦。WBO王者ドネア(フィリピン)は説明不要のハードパンチャー。多くの王座を獲得し、西岡利晃をKOしたこともある。ニューヨークでの注目の一戦。パンチがある者同士の対戦ではあるが、戦い方には大きな違いが。リゴンドウはガードを上げてフットワーク&ジャブ。そして踏み込みの速い左ストレート、ワンツー。ドネアは一発一発にパワーを込めるタイプで、リゴンドウと比べると手数は少な目。ジャブが多いリゴンドウ。ドネアの左フックをダッキングなどでかわし、左でカウンターを取る。10R、サウスポーの構えにチェンジしたドネアが左ストレートでリゴンドウを倒す。しかし、その後もそれまでと同じようにリゴンドウがフットワーク&ジャブ。12R終了。判定は3-0。リゴンドウが手数とディフェンスで勝利。ドネアは狙いすぎ。独特の角度で打つ左フックはほぼ不発に終わり、右目の下が腫れていた。しかし、その後もドネアは世界戦を中心にリング活動。ビック・ダルチニアンを強打で沈めるなど猛威を振るった。)


ギレルモ・リゴンドウ 12R TKO 天笠尚

(WBA・WBO世界スーパーバンタム級タイトル戦、2014年)

リゴンドウ:右ジャブ、左ストレート、右フック

天笠:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

7R:右ストレート、フックで2度、リゴンドウがダウン

10R:ワンツーで天笠がダウン

(感想:リゴンドウがタイトル防衛。これまで14戦全勝(9KO)の統一王者リゴンドウが来日(軽量級としては破格のファイトマネーが支払われたとか)。WBA10位、WBO6位の天笠は28勝(19KO)4敗2分。何と身長が179cm(161cmのリゴンドウと大きな差。違う階級によるハンディキャップ戦のよう)。大阪での一戦。開始から天笠がショート連打。リゴンドウはパワーとキレがある右ジャブ、左ストレート。そして、右フックからの左ストレートといったコンビネーション。5R、リゴンドウの強打が連続ヒット。天笠は攻めるが、かわされてしまう。7R、右ストレートがちょこっと当たってリゴンドウがダウン。さらにフックで二度目のダウン。しかし、試合展開は変わらず。10R、非常に速いワンツーで天笠がダウン。右目と左ホホが腫れていく天笠。11R終了後、棄権。ハプニングはあったが、定評のある強打とディフェンスでリゴンドウが防衛。天笠はダウンを奪ったが、パンチ力はそれほどではなかった印象。後、リゴンドウは階級を上げてワシル・ロマチェンコのWBO世界スーパーフェザー級王座に挑戦したり(初黒星)、階級を下げてWBA世界バンタム級王座を獲得したり。そのしぶといディフェンスのテクニックでリングに上がり続けたが、2022年に目を負傷したというニュース。復帰後に二連勝しているが、40歳を過ぎている。今後の活躍があるのかどうか。)


①「vacant WBA Interim World Super Bantamweight Title

Guillermo Rigondeaux vs. Ricardo Cordoba」

②「WBA & WBO World Super Bantamweight Title Unification Match

Guillermo Rigondeaux vs. Nonito Donaire」

③「WBA & WBO World Super Bantamweight Title

Guillermo Rigondeaux vs. Amagasa Hisashi」


ノニト・ドネア (Nonito Donaire)のページ

ベットスクリーマーカジノ

人気 パチスロカジノ 4号機

WBA世界フェザー級王者。シャープなパンチが武器。ロベルト・デュラン戦、アントニオ・ゴメス戦(初戦)、アレクシス・アルゲリョ戦を紹介します。

エルネスト・マルセル(パナマ)

身長168cm:オーソドックス(右構え)

ロベルト・デュラン 10R TKO エルネスト・マルセル

(J・ライト級戦、1970年)

マルセル:左ジャブ、右ストレート、左右フック

デュラン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:パナマの黒人マルセル。デビューから連勝だったが、判定で初黒星。さらに判定負けで二敗目。その後、パナマ王座(バンタム級)獲得。ベルナルド・カラバリョ(コロンビア。ファイティング原田の世界バンタム級王座に挑戦して判定負け)を2RでKO。連勝中の勢いで実力者と対戦。デュランは説明不要。後に「石の拳」で世界ライト級王座を統一し、最終的に四階級制覇。当時は世界王座を目指す若手。パナマシティで行われた(後に世界王者になる)パナマ人同士の一戦。マルセルがフットワーク&ジャブで距離を取りながら時折右ストレート、左フックをヒットさせるなど、パンチを当てるテクニックを見せる。「石の拳」デュランはタフ。エネルギッシュに前進し、速いジャブ、右ストレート、左フックで攻める。接近戦ではフックでの打ち合い。互いに譲らず、といった展開。10R、突然レフェリーが試合を止めてデュランの手を上げた(マルセルはダウンもしておらず、劣勢にもなっていなかったがTKO負けを宣告された。ただその時、デュランの手をマルセルはホールドしていた。それを「戦意喪失」と見なされたのかもしれない)。デュランが体格差で勝利。勢いで押し切った。マルセルは負けたが巧さを見せるなど、あのデュランといい勝負をした。)


エルネスト・マルセル 15R 判定 アントニオ・ゴメス

(WBA世界フェザー級タイトル戦、1972年)

マルセル:左ジャブ、右ストレート、左フック

ゴメス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:マルセルがタイトル獲得。デュラン戦後、パナマ王座(フェザー級)を獲得するなど連勝のマルセル。柴田国明の持つWBC世界フェザー級王座に挑戦したが、引き分け。今度はゴメスのWBA王座を狙う。ゴメス(ベネズエラ)は西城正三をKOして王座を獲得したことで日本でもおなじみ。これが二度目の防衛戦。ベネズエラ・マラカイでの一戦。共に相手を警戒しながらジャブ。両者とも良いジャブを打つが、ゴメスは受け身の姿勢で応戦。マルセルがシャープな右ストレートを主に使いながら、キレのある左フックでボディを叩き、テンポの良い連打でゴメスをロープ際に追い込むなど優勢。右ストレートからの左ジャブといった小技も使う。11R、頭から突っ込んで減点されるマルセル。15R終了。判定は2-0。ダウンシーンは無かったが、3-0が妥当と思われるほどマルセルがスピードのある連打で試合をリードした。残念だったゴメス。良いジャブ、力強い右フックのボディ打ちを見せていたが全体的に守勢だった。再戦もマルセルが勝利し、王座防衛。)


エルネスト・マルセル 15R 判定 アレクシス・アルゲリョ

(WBA世界フェザー級タイトル戦、1974年)

マルセル:左ジャブ、右ストレート、左フック

アルゲリョ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:マルセルがタイトル防衛。三度目の防衛戦をパナマシティで行い、スパイダー根本をKOしたマルセル。四度目の相手は最強の挑戦者。アルゲリョ(ニカラグア)は後の三階級制覇王者。これが初の世界戦。パナマシティでの一戦。アルゲリョがジャブを連打して長い右ストレート、左フック、ボディ打ち。マルセルは足を使いながら得意の右ストレート、左フックを意表を突くタイミングで打ち込む。アルゲリョの端正なボクシングをディフェンスするマルセル。逆にアルゲリョをロープ際、コーナーに追い込む。中盤はアルゲリョ。コンビネーションで勢い良く攻撃し、KO寸前というところまでマルセルを攻撃。しかし、終盤はマルセル。アルゲリョは距離が空くと強い、と考えたか、マルセルが接近戦を仕掛けて序盤のように右ストレートをヒットさせる。15R終了。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。マルセルがパンチを当てる巧さとディフェンスで勝利。アルゲリョはマルセルを強打するシーンもあったが受け身の姿勢になるシーンが多く見られ、この試合の時点ではやや経験不足だったか。試合後、マルセルはアルゲリョに「君は世界王者になれる」と声を掛けたとか。四度目の防衛に成功したマルセルだが、王座返上、引退。「それは母の希望だった」とのこと。ハードパンチャーではなかったため人気選手というわけではなかったが、パンチを当てるテクニックを持つ好選手であった。)


①「Junior Lightweight

Roberto Duran vs. Ernesto Marcel」

②「WBA World Featherweight Title

Antonio Gomez vs. Ernesto Marcel」

③「WBA World Featherweight Title

Ernesto Marcel vs. Alexis Arguello」


ロベルト・デュラン (Roberto Durán)のページ

----------------

柴田国明 (Shibata Kuniaki)①のページ

----------------

西城正三 (Saijo Shozo)③&門田新一のページ

----------------

アレクシス・アルゲリョ (Alexis Argüello)のページ

ベットスクリーマーカジノ

人気 パチスロ初回入金ボーナス

L・ヘビー級のパワーファイター。強豪と激闘。マイク・ロスマン戦、マシュー・フランクリン戦(初戦)、マイケル・スピンクス戦を紹介します。

ヤキ・ロペス(メキシコ)

身長188cm:オーソドックス(右構え)

ヤキ・ロペス 7R TKO マイク・ロスマン

(L・ヘビー級戦、1978年)

ロペス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ロスマン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

6R:連打でロスマンがスタンディングダウン

(感想:左右ボディフック攻撃が強烈だったことでおなじみのロペス。タフでパワーはあるが、ジョン・コンテのWBC世界L・ヘビー級王座、ビクトル・ガリンデスのWBA世界L・ヘビー級王座に挑戦して判定負け。これまで41勝(28KO)6敗。再び世界を目指す状況。ロスマンはペンシルベニア州フィラデルフィア出身で、ニックネームは「Jewish Bomber(ユダヤの爆撃機)」。マット・ドノバン(輪島功一の世界J・ミドル級王座に挑戦してKO負け)に判定勝ち、マイク・クォーリー(ジェリー・クォーリーの弟)に敗北&雪辱。32勝(19KO)3敗3分。このところ連勝中だが、王座戦の経験はまだ無い。ニューヨークでの一戦。赤いトランクスのロペス。ロスマンは爽やかな水色。共にジャブ、右ストレート、左ボディ打ち。ジャブを打ち合う慎重な試合ぶり。接近戦ではフック連打。ロペスは得意の左フック、ロスマンは正確なジャブが印象的。6R、ラッシュするロペス。連打でロスマンがスタンディングカウントを聞く。6R終了後、ロスマンが棄権。ロペスが攻撃力で勝利。6Rにレフェリーがわかりにくい動きをしたことによりロスマンはよりダメージを受けることになったが、パワーとスタミナに差があった。後、ロペスは再びガリンデスの王座に挑戦して判定負け。ロスマンはガリンデスを下して世界王者に。)


マシュー・フランクリン 11R TKO ヤキ・ロペス

(北米L・ヘビー級タイトル戦、1978年)

ロペス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

フランクリン:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:フランクリンがタイトル防衛。これまで43勝(28KO)7敗のロペスが北米王座に挑戦。王者のフランクリンは後に「マシュー・サアド・ムハマド」と改名する選手で、21勝(14KO)3敗2分。タフな打撃戦をやることで有名。フィラデルフィア(フランクリンの地元)での伝説の一戦。ゴング前、WBA王者マイク・ロスマンが両選手を静かに激励。1R、端正なボクシングをするフランクリンがガードを上げ、ジャブ連打。ロペスは得意の左フックを使おうとするが、相手のディフェンス&ジャブに邪魔されて思うように攻められない。フランクリンがワンツー、打ち下ろすような独特の右ストレートからの左フックといったコンビネーションで優勢。3R、ロペスが左フックでよろめく。その後もボディを攻めるロペスだが、フランクリンはブロックで耐える。そしてボクシング史上に残る8R。ロペスが右ストレートをヒットさせたのをキッカケに左右フックの嵐。しかし逆にフランクリンが連打で反撃。その後、攻めるロペス、距離を取って応戦するフランクリン、といった展開。11R、ロペスが強打を浴び、レフェリーは試合を止めた。フランクリンが正確な強打とジャブで勝利。かなり激しい打ち合いであったがダウンシーンは無かった。この試合はロペスの特徴が出ていたような気がする。爆発力があるにもかかわらず受け身になってしまうところ。ジャブも少なく、後手に回ってしまった。後、フランクリンはWBC世界ライトヘビー級王者に。激しい試合の連続。にもかかわらず、引退後は無一文で人気 パチスロレスに。2014年、59歳で死去。勇敢だったが、悲しい話が多い男だった。)


マイケル・スピンクス 7R TKO ヤキ・ロペス

(L・ヘビー級戦、1980年)

ロペス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

スピンクス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

7R:左フック、右フックで2度、ロペスがダウン

(感想:WBC王者になったマシュー・サアド・ムハマドに挑戦して敗北したロペス。スピンクスと再起戦。スピンクスはオリンピック金メダリストで、(当時)世界王座を目指す期待のホープ。アトランチックシティ「コンベンション・センター」での一戦(リングサイドでスピンクスの兄レオン、ジョー・ウォルコット(共に元世界ヘビー級王者)が観戦)。積極的なロペス。ジャブを連打し、右ストレートからの左ボディといったコンビネーションで攻める。スピンクスもジャブ。そして得意の右でワンツー。4R、スピンクスの右フックがヒットし、激しい打ち合いに。6R、左フック、連打でスピンクス優勢。打ち合いながらもスピンクスはディフェンス。7R、ロープ際での強烈な左フックでロペスがダウン。右フックで二度目。立ったが、レフェリーストップ。かなりの激戦。ロペスは力強く、手数も多かったが、スピンクスが連打とディフェンスで快勝。特にディフェンスのテクニックに差があった。その後の二人。スピンクスは世界L・ヘビー級王座を統一し、ラリー・人気 パチスロズを破ってIBF世界ヘビー級王座も獲得(二階級制覇)。マイク・タイソンにKOされるまで連戦連勝だったが、このロペス戦はキツい試合の一つだったのではないだろうか? ロペスはカルロス・デ・レオンのWBC世界クルーザー級王座にも挑戦したが敗北。結局、世界王者にはなれなかった。実力は確かにあったが、やや慎重な試合をするところがあったことと、ライバルが強すぎたのが王者になれなかった原因であろう。)


①「Light Heavyweight

Yaqui Lopez vs. Mike Rossman」

②「NABF Light Heavyweight Title

Matthew Franklin vs. Yaqui Lopez」

③「Light Heavyweight

Yaqui Lopez vs. Michael Spinks」


マシュー・サアド・ムハマド (Matthew Saad Muhammad)のページ

----------------

マイケル・スピンクス (Michael Spinks)のページ

コンコルド 木戸

コンコルド 木戸

IBF世界バンタム級王者。新興団体IBFの王座獲得。金龍鉉戦、エルマー・マガラーノ戦、「ピューマ渡久地 vs. ドディ・ボーイ・ペニャロサ」を紹介します。

新垣諭(日本)

身長 cm:サウスポー

新垣諭 10R 引分 金龍鉉

(J・フライ級戦、1983年)

新垣:右ジャブ、左ストレート、左右フック

金:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:「日本人初のIBF王者」新垣。沖縄出身。アマチュアで活躍。高額の契約金で「奈良池田ジム」に所属。スラリとしたテクニシャンで、世界獲得が目標。金龍鉉(韓国)は具志堅用高のWBA世界J・フライ級王座に挑戦したことがある(15R判定負け)。奈良県橿原での一戦。アウトボクサーの新垣。フットワークで距離を取ってジャブ連打、左ストレート、右フック。右を当てようと攻める金だが、打った後のバランスが悪い。接近戦では互いにボディ攻撃。一発のパワーがある金は7Rにフック攻撃、9Rには右ストレートを決める。判定は引き分け(ダウンシーンは無し)。映像では新垣のアウトボクシングがポイントを取っているように見えたが、金のパワー、攻める姿勢も評価された。キレイなボクシングをする新垣。しかし、「パワー」の点で課題があるような感じがした試合ぶりだった。その後、金は次の試合に勝利して引退。)


新垣諭 8R TKO エルマー・マガラーノ

(IBF世界バンタム級王座決定戦、1984年)

新垣:右ジャブ、左ストレート、左右フック

マガラーノ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

6R:左ストレートでマガラーノがダウン

(感想:新垣がタイトルを獲得。当時、新興団体だったIBFに奈良池田ジムが参加。新垣はWBA世界J・フライ級王座を狙っていたが、渡嘉敷勝男とルペ・マデラが王座をめぐって何度も対戦。挑戦を待たされ続けるのにウンザリの新垣はIBF王座に照準。ドディ・ボーイ・ペニャロサとIBF世界J・フライ級王座決定戦を行ったが、減量苦のためTKO負け。階級を上げてバンタムで王座決定戦。相手はペニャロサと同じフィリピンのマガラーノ。マガラーノはどんな選手なのだろう? ペニャロサに判定負けしたことがあり、このところ連敗中。世界戦に出られるような実績が見当たらない。奈良県橿原での一戦。いつものようにフットワーク&ジャブの新垣。マガラーノは腕っぷしに自信があるのか、右のパンチを強く打ち込もうとし、接近して左右フック。攻めるマガラーノに新垣は速いパンチでカウンター、ボディ打ち。4R、新垣がラッシュ。6R、左ストレートでマガラーノがダウン。8R、連打でレフェリーストップ。テクニシャンの新垣が積極的な連打で快勝。ボディ攻撃にも迫力があった。その後の新垣。初防衛に成功。しかし、次の相手が悪すぎた。オーストラリアのジェフ・フェネック。KO負けで王座を手放す。その後もIBFのインタータイトル戦などに出場。しかし、身体の不調によりブランクがあり、通算戦績12勝(9KO)3敗1分。試合数は少な目だった。フェネックは豪腕で三階級制覇達成。マガラーノは新垣戦後、全敗だった。)


ピューマ渡久地 10R 判定 ドディ・ボーイ・ペニャロサ

(フライ級戦、1993年)

渡久地:左ジャブ、右ストレート、左右フック

ペニャロサ:右ジャブ、左ストレート、左右フック

(感想:興味深い対戦。渡久地は沖縄出身のハードパンチャーで、元日本フライ級王者。ユーリ・アルバチャコフとの対戦をめぐって所属ジムとトラブル。ブランク後、復帰戦でヘスス・ロハスにTKO負け(初黒星)。ペニャロサ戦はその再起戦となる。ペニャロサは元IBF世界J・フライ級、フライ級の二階級制覇王者。ピークは過ぎているが、サウスポーのテクニックがある。後楽園ホールでの一戦。ファイターの渡久地。ジャブを使って前進。ペニャロサはガードを上げてジャブ、ストレートで応戦。接近戦ではフックでの打ち合い。攻める渡久地だが、ディフェンスされ空振りも多い。9R、互いに右フックがヒット。10R終了。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。ロープ際にペニャロサを追い込んで連打するなど、渡久地が手数で勝利。ペニャロサは伸びるジャブ、ストレートは良かったが、受け身の姿勢で押され気味だった。その後の二人。ペニャロサは次の試合がノーコンテストに終わり、それで引退。渡久地は日本王座を奪回したが、ユーリにKOされてWBC世界フライ級王座獲得ならず。世界は獲れなかったが、積極的に実力者と対戦した姿勢を高く評価したい。)


①「Junior Flyweight

Shingaki Satoshi vs. Yong Hyun Kim」

②「vacant IBF World Bantamweight Title

Shingaki Satoshi vs. Elmer Magallano」

③「Flyweight

Dodie Boy Penalosa vs. Puma Toguchi」


ドディ・ボーイ・ペニャロサ (Dodie Boy Penalosa)のページ

-------------

ジェフ・フェネック (Jeff Fenech)のページ

アステカリッチカジノ

人気 パチスロカジノ 入金 不要 ボーナス

WBA世界バンタム級王者。五輪銅メダリスト。ジャブ、ストレートの正統派。レオ・ガメス戦、池原信遂戦、ノニト・ドネア戦を紹介します。

ウラジミール・シドレンコ(ウクライナ)

身長162cm:オーソドックス(右構え)

ウラジミール・シドレンコ 12R 判定 レオ・ガメス

(WBAインター・バンタム級タイトル戦、2004年)

シドレンコ:左ジャブ、右ストレート、左フック

ガメス:左ジャブ、右ストレート、左フック

(感想:シドレンコがタイトル防衛。2000年シドニーオリンピックでウクライナ代表としてフライ級で銅メダルを獲得したシドレンコ。プロ入り後はドイツを主戦場とし、好調。これまで15戦全勝(6KO)。ガメスはベネズエラの大ベテランで四階級制覇王者(日本でもおなじみ)。二年前にジョニー・ブレダル(デンマーク)のWBA世界バンタム級王座に挑戦して判定負け。再び五階級制覇を狙う状況。直前の試合(一年前。このところ試合間隔が長い)はWBA世界バンタム級暫定王座決定戦で、戸髙秀樹に判定負け。ドイツ・ロストクでの一戦(「WBA世界バンタム級王座挑戦者決定戦」として行われた試合)。シドレンコがガードを上げて速いジャブ、右ストレート。ガメスはいつものようにパワーのある左ジャブ、左フック。得意の右強打を狙うが、体格的にやや不利か。時折、右ストレートをヒットさせるシドレンコ。接近戦では互いにボディ打ち。12R終了。ガメスは両手を上げて自身の勝利をアピール。判定は大差の3-0(ダウンシーンは無し)。きびきびしたパンチでシドレンコが勝利。ガメスは力強かったが、バンタムの体ではなかった印象。その後もガメスは現役続行。しかし、タイ・バンコクで行ったWBA世界バンタム級暫定王座戦に敗北、引退。五階級制覇ならず。)


ウラジミール・シドレンコ 12R 判定 池原信遂

(WBA世界バンタム級タイトル戦、2008年)

シドレンコ:左ジャブ、右ストレート、左右フック

池原:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(感想:シドレンコがタイトル防衛。フリオ・サラテとの王座決定戦で世界王者になったシドレンコ。これまで20勝(7KO)2分。六度目の防衛戦は日本で。挑戦者の池原はWBA4位で27勝(19KO)1敗。全日本スーパーバンタム級新人王、日本バンタム級王座獲得、メッグン・クラティンデーンジム(タイ)、福島学に勝利、といった実績。大阪での一戦。共にガードを上げてジャブ。接近戦では互いに左右フックでボディ攻撃。2R、シドレンコの右ストレートがヒット。池原は肩を相手にぶつける反則を使いながら、時折ジャブ、ストレートを当てる。一進一退の攻防。判定は3-0(ダウンシーンは無し)。大きな力の差は無かった試合。ただ、ディフェンスのテクニック、パワー、パンチの正確さでちょっとずつシドレンコが上だった。池原には世界を獲るだけの飛び抜けた何かが無かった印象。その後も池原はリングに上がったが、日本バンタム級王座戦に敗北して引退。引退後はレフェリーになった。)


ノニト・ドネア 4R KO ウラジミール・シドレンコ

(WBC米大陸バンタム級王座決定戦、2010年)

シドレンコ:左ジャブ、右ストレート、左フック

ドネア:左ジャブ、右ストレート、フック

(ダウンシーン)

1R:右フックでシドレンコがダウン

3R:左フックでシドレンコがダウン

4R:右ストレートでシドレンコがダウン

(感想:ドネアがタイトル獲得。池原戦の次の試合でアンセルモ・モレノ(パナマ)にWBA王座を奪われたシドレンコ。再戦にも敗北。ドネア(フィリピン)は説明不要のハードパンチャー。この試合の時点ではIBF世界フライ級、暫定WBA世界S・フライ級王座を獲得した実績。カリフォルニア州アナハイム「ホンダセンター」での一戦。1R、シドレンコがいつものようにガードを上げ、ジャブ。ドネアは左のガードを下げたスタイルからジャブ、ワンツー。左フックでシドレンコがグラつく。そして強烈な右フックでシドレンコがダウン。それでも攻める姿勢のシドレンコ。ドネアは距離を取りながらジャブ、右ストレートで応戦する。3R、左フックでシドレンコがダウン。4R、強烈な右ストレートでシドレンコがダウン。立てず、KO。恐るべきドネアの強打。わずか4Rでシドレンコはボロボロにされてしまい、これで引退。シドレンコはKOで勝つタイプではなかったが、一発一発しっかりとパンチを打つ好選手だった。ドネアはその後、強すぎるパンチで「軽量級の支配者」のような存在に。ピークを過ぎて井上尚弥にKOされてしまったが、全盛期は手が付けられないほどの猛打だった。)


①「WBA Intercontinental Bantamweight Title

Volodymyr Sydorenko vs. Leo Gamez」

②「WBA World Bantamweight Title

Volodymyr Sydorenko vs. Ikehara Nobuto」

③「vacant WBC Continental Americas Bantamweight Title

Nonito Donaire vs. Volodymyr Sydorenko」


レオ・ガメス (Leo Gámez)のページ

---------------

アンセルモ・モレノ (Anselmo Moreno)のページ

---------------

ノニト・ドネア (Nonito Donaire)のページ

人気 パチスロカジノ 4号機

ベットスクリーマーカジノ

WBA世界スーパーフライ級王者。テクニック&カウンター。レオ・ガメス戦、ヘスス・ロハス戦、アレクサンデル・ムニョス戦を紹介します。

セレス小林(日本)

身長168cm:サウスポー

セレス小林 10R KO レオ・ガメス

(WBA世界スーパーフライ級タイトル戦、2001年)

小林:右ジャブ、左ストレート、右フック

ガメス:左ジャブ、右ストレート、左フック

(ダウンシーン)

10R:ワンツーでガメスがダウン

(感想:小林がタイトル獲得。挑戦者の小林は茨城県出身。本名は小林昭司(しょうじ)。「セレス」は現役時代に勤務していた結婚式場の名。「国際ジム」所属でトレーナーはあのクラッシャー三浦(元日本バンタム級王者)。デビュー戦は判定負け。東日本新人王戦(スーパーフライ級)、A級トーナメント戦(スーパーフライ級)、日本フライ級王座挑戦で判定負け。スズキ・カバトとの三戦目で日本フライ級王座獲得。連続防衛。マルコム・ツニャカオのWBC世界フライ級王座に挑戦したが引き分けで王座獲得ならず。これまで22勝(13KO)4敗3分でWBA9位。この試合はツニャカオ戦の再起戦。王者ガメス(ベネズエラ、33勝(25KO)7敗1分)は日本でもおなじみの四階級制覇王者。小柄ながらかなりのハードパンチャーで特に右のパンチが強い。しかしながら年齢は37歳。横浜アリーナでの一戦。試合は意外にも小林のペース。ジャブ、左ストレート、右フック。左ストレートでカウンターし、右フックからの左ストレートといったコンビネーションもヒットさせる。ガメスはジャブを使いながら前進し、右ストレートを狙う。全般的にガメスの右強打がヒットするシーンもあるが、小林が左ストレート、右フック、ディフェンスで優勢。10R、ワンツーでガメスが前のめりにダウン。立ったがフラついて、レフェリーストップ。小林がカウンターとディフェンスで勝利。ガメスは強そうなパンチを打っており、決して弱くはなかった。小林のディフェンス・テクニックにしてやられた印象。その後もガメスは世界戦。五階級制覇を狙ってジョニー・ブレダルのWBA世界バンタム級王座に挑戦したが、判定負け。世界王者としてリングに上がったのは小林戦が最後となった。)


セレス小林 12R 判定 ヘスス・ロハス

(WBA世界スーパーフライ級タイトル戦、2001年)

小林:右ジャブ、左ストレート、右フック

ロハス:左ジャブ、右ストレート、左フック

(感想:小林がタイトル初防衛。日本でもおなじみのテクニシャンを相手に小林が初防衛に挑む。挑戦者ロハスはかつてこの王座を持っていたベネズエラ人。これまで35勝(19KO)8敗3分1無効試合。フィデル・バッサからWBA世界フライ級王座を獲得したが(1989年)、初防衛戦で李烈雨に判定負け。新王者、レパード玉熊に挑戦したが、引き分けで王座奪回ならず。王座が次々に移動。セーン・ソー・プルンチットに挑戦したが、判定負け。飯田覚士に挑戦してWBA世界スーパーフライ級王座獲得、二階級制覇(1998年)。戸高秀樹に敗れ、王座陥落。王座は戸高からガメスへ。ガメスから小林へ。ロハスはなかなかのテクニシャンではあるが年齢は37歳(小林は28歳)。パワー不足のため世界王座戦を落とすこともあったが、この試合ではどうか? 横浜アリーナでの一戦。左の使い方が巧いロハス。距離を取って左ジャブ、左フック、そして右ストレート。ただし、動きとパンチにあまりキレが無い。攻める小林はジャブからの左ストレート、右フック。接近戦では互いにボディ攻撃、ディフェンス。ロハスの左フック、右ストレートが時折ヒット。10R、ジャブでロハスのマウスピースが落下。11R終了後にロハスが攻撃(反則)。12R終了。ロハスは両手を上げて自身の勝利を確信している様子。判定は僅差の2-1(ダウンシーンは無し)。パンチを当てる巧さはロハスの方が上だったように映像では見えたが、ちょこっと当てるディフェンシブなロハスの戦法は正直なところ「セコいボクシング」という感じがした。小林もパワーに欠けているように見えた。ディフェンスができる者同士の試合は互いの個性を潰し合うことが多い。ロハスはこの試合が事実上のラストファイト。二年後にカムバックしたが、エリック・モレル(前WBA世界フライ級王者)に敗れてリングを去った。)


アレクサンデル・ムニョス 10R KO セレス小林

(WBA世界スーパーフライ級タイトル戦、2002年)

小林:右ジャブ、左ストレート、左右フック

ムニョス:左ジャブ、右ストレート、左右フック

(ダウンシーン)

2R:左フックで小林がダウン

6R:右ストレートで小林がダウン

7R:左フックで小林がダウン

8R:連打、右ストレートで2度、小林がダウン

(感想:ムニョスがタイトル獲得。またしてもベネズエラの選手との対戦になった小林の二度目の防衛戦。WBA1位の挑戦者ムニョスはこれまで21戦全勝(全KO)のハードパンチャー。ただし、これまでの試合は全て地元で、これが初の王座戦。数字だけの選手なのか、本物の強豪なのか? 日本武道館での一戦(レフェリーはスタンリー・クリストドーロー)。スリムな体型のムニョス。長いジャブ、右ストレート。そして振りの大きい左フック、しゃくり上げるような右フック。小林はブロックしながらジャブ、フック。動きやパンチの打ち方がややぎこちないムニョス(バンタムのジュニア・ジョーンズに似ている)。腕っぷしに自信があるのか、大きなパンチで前進。2R、左フックで小林がダウン。しかし、4Rに小林が右フックをヒットさせたようにムニョスの攻撃は隙も大きい。そして6R。右ストレートで小林がダウン。7R、8Rのダウンで試合終了。終わってみれば挑戦者がパワーで勝利。ムニョスの攻めは粗かったが、力で押し切った。強打に飲み込まれてこれがラストファイトになった小林。現在はジムを経営し、テレビのボクシング解説を務めることも。ムニョスはその後、王座を防衛し続けたり、奪われた王座を奪回したり。WBA世界バンタム級王座決定戦で亀田興毅と対戦するなど日本でもおなじみの選手となった。)


①「WBA World Super Flyweight Title

Leo Gamez vs. Celes Kobayashi」

②「WBA World Super Flyweight Title

Celes Kobayashi vs. Jesus Rojas」

③「WBA World Super Flyweight Title

Celes Kobayashi vs. Alexander Munoz」


レオ・ガメス (Leo Gámez)のページ

---------------

ヘスス・キキ・ロハス (Jesus Kiki Rojas)のページ

---------------

レパード玉熊 (Leopard Tamakuma)のページ

スロットパレスカジノルーレットプントバンコパチンコパチンコ 村バカラ 稼ぐロイヤルムーンカジノ登録エースドベットカジノスロット 優雅 堂 オンカジ 入金方法優雅 堂 カジノ パチンコ やり方エンパイア カジノ 入金不要デビルサバイバー2 最後の7日間リング 終焉ノ刻 戦国乙女~剣戟に舞う白き剣聖~西国参戦編